「看護師外来〜こころのサポート〜」は、日々患者と向き合ってきた看護師自身の強い想いから実現しました。
「看護師外来〜こころのサポート〜」 リーダーの看護師・井上 かおりさんは、自らの経験を通じて、治療中に感じる孤独や不安、焦りといった“こころの揺らぎ”に丁寧に寄り添うことの重要性を実感し、「安心して思いを話せる場所を院内に設けたい」と語ります。
「一人で抱え込みがちな想いや葛藤を、否定されることなく受け止められる対話の場をつくることで、患者さんが少しでも前向きに、治療と向き合えるよう支援したい。」
このような想いから、医療的なサポートに加えて、心理的な安心感を届ける取り組みが始まりました。
また、治療の終結を見据えたご夫婦へのサポートにも意欲を示しており、「どんな選択をしても、自分の人生を肯定できるように寄り添いたい」
(婦人科看護師・保健師/セラピスト 井上 かおりさん)
「女性の笑顔が社会を元気にする」
一人ひとりが自分の身体や人生を大切にできるよう、目の前の患者さんと真摯に向き合っていきたいという信念が、この外来には込められています。
また、昨年より“こころのサポート”の一環として、井上看護師による「ハーブボールワークショップ」も定期的に開催されています。
温熱療法とアロマテラピーを組み合わせた、香り豊かで温かなハーブボール。心と身体の緊張をほぐし、深いリラックスもたらすひと時として、参加した患者からも高い満足度を得ています。
また、コミュニケーションの場としても、「孤独感が軽減された」との声も寄せられ、
共通の体験を通じて、温かく安心感のあるコミュニティの雰囲気が自然と育まれています。
実際の参加者からは、「ハーブボールの香りや温かさに癒され、他の患者との交流も楽しかった。良い病院だと改めて感じた。」 「普段会えない同世代の方々と交流ができて、心が軽くなった。」 「クリニックのスタッフさんとの新しい関係構築ができたことが嬉しかった。」といった声が寄せられました。
「ハーブボールワークショップ」は、患者さんに寄り添う大切なひと時として、今後も継続して実施される予定です。次回は2025年夏を予定しているとのことです。