icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc
SEARCH

悩み・気づき

2025.06.09

《不妊治療・心のケア》“心を置き去りにしない”不妊治療を目指して。 患者の半数以上が感じる“孤独”に寄り添う「看護師外来〜こころのサポート〜」|よしひろウィメンズクリニックの挑戦

  • facebook
  • twitter
  • LINE

看護師による心理的伴走。心の負担を軽減する新たな取り組み。

不妊治療・体外受精を専門とする「よしひろウィメンズクリニック」が新たにスタートしたのは、身体だけでなく“心”のケアにも光をあてる、看護師による心理的サポート「看護師外来〜こころのサポート〜」です。

クリニックでは、以前より「共感し合える“語りの場”がほしい」という患者からの声が多く寄せられており、治療に伴う迷いや不安を言葉にして「共有・対話」ができる場として、この「看護師外来」への期待が高まっているといいます。

医療的なアプローチに加え、心理的な伴走のあり方がますます重要視される昨今。
専門知識を持つ看護師が患者の疑問や不安に丁寧に耳を傾け、心の負担を軽減しながら、より安心して治療に臨める環境づくりが進められています。

患者の半数以上が「孤独を感じる」─心の声に寄り添うクリニックの挑戦

「よしひろウィメンズクリニック」は2024年夏、治療中の患者16名を対象に座談会を実施。
その結果、不妊治療に伴う「孤独感」や「心理的ストレス」を語る声が多くあがりました。

■ 不妊治療に伴う“孤立”と“語れないつらさ”ー患者の半数以上が「孤独を感じる」と回答
・50%(8名)が「不妊治療による孤立感・友人関係の断絶」を経験
・約60%(10名)が「安心して語れるコミュニティの必要性」を訴え、約35%(6名)が「治療中に寄
 り添うカウンセラーの存在」を希望
「治療の経過や結果を周囲に話しづらくなり、SNSや友人関係を遮断してしまう。」「パートナー以外に話せる人がいない。」このような“孤立化”が、治療の継続意欲や精神的安定に大きく影響している実態が浮き彫りになりました。

また、座談会では「同じ悩みを抱えた人同士の交流会」や「不妊治療に特化したコミュニティ」へのニーズが強く、共感し合える“語りの場”を求める声が多数見られました。

■「声をかけてくれるだけで救われる」 患者が求める“場”とは
・「周りに妊娠を伝えづらく、結果が出ない自分を責めてしまう」
・「流産後、誰にも相談できず、一人で病院探しから手術までした」
・「話せる人がいない。誰かに“わかる”って言ってもらえるだけで心が軽くなる」
・「病院内に安心して会話できる“お茶会”や“話せる日”があったら助かる」

こうした患者の声を受け、「よしひろウィメンズクリニック」は心に寄り添う新たなサポート体制の構築を急務と捉えているといいます。
17 件
〈 2 / 4 〉

RELATED