現場の声から始まった改革──“働き手ファースト”の視点
よしひろウィメンズクリニックでは、2024年にスタッフへのアンケートと個別面談を実施。「部署間のコミュニケーション不足」「メンタルケア・休息環境の不備」「設備の老朽化や福利厚生への不満」など、働く環境に対するリアルな問題意識が多数明らかとなりました。
これらのスタッフの“本音”に耳を傾け、休憩スペースにとどまらない、交流やメンタルケアを兼ねた、新たな空間の設計がスタートしました。
新設された約100㎡のスタッフ専用休憩室は、職種を超えた自然な交流を促すとともに、スタッフ一人ひとりに心身のゆとりとリフレッシュの時間を提供します。
こうした職場環境の整備により、チーム全体の連携力やパフォーマンスが向上し、丁寧で質の高い医療の提供へとつながっていくことが期待されます。
生活の一部として、安心して働き続けることができる環境づくり
スタッフ専用休憩室は「生活の一部として、安心して働き続けることができる環境づくり」の一環として、単なる“休む場”ではなく、スタッフの心身の健康と組織の活性化を支える多機能なスペースとして、以下のような役割を担います。
①部署を越えた交流の促進:円卓を設置し、部署間の垣根を越えて話せる場所を作ることで、連携不足を解消。
②リラクゼーションスペース:靴を脱いで寝転がれるスペースを確保し、仮眠・ストレッチ・軽食などで一時的にリフレッシュできる空間に。
③メンタルケアの導線:一人ひとりの個別ソファを設置し、静かに過ごせる場所として、不調のサインを逃さない仕組みを構築。
④ライフステージへの対応:妊娠中・育児中・更年期の女性が安心して働ける医療職場づくりの基盤に。休憩室の一部に託児を設け、子育てしながら働ける環境づくりを。