インバウンド事業を展開。 株)GRACES 代表取締役社長 / 株)イトーハウジング 取締役 吉岡愛美さん
訪日外国人観光客向けのインバウンド事業を展開している株式会社GRACESの代表取締役・吉岡愛美さん。
起業家であり、2歳の女の子のママでもある吉岡さん。吉岡さんの“わたしらしさ”に迫る10の質問を通して、「自分らしく生きるためのヒント」をたっぷりと伺いました。
〜“わたしらしさ”に迫る10の質問〜
――1 あなたにとって“自分らしく生きる”とは?
吉岡さん:
「周りと比較せず、自分の気持ちに従うこと」だと思っています。今まで、大多数の人が選択していない道を選んできました。色んなことを言われたりもしてきましたが、結果が出ると皆手のひら返しをしてくるので、やっぱり自分の気持ちに従って良いんだなと何度も思ってきました。誰も自分の人生に責任を持ってくれないので、後悔しないためにも自分の気持ちに従うことを大切にしています。
――2 “わたしらしさ”を保つために日常で意識していることは?
吉岡さん:
自分ではなくても出来ることは、周りの人に頼んでサポートしてもらうようにしています。例えば、家事代行の方にお料理やお掃除をお願いしたり、保育園の送迎は園バスを利用したりしています。仕事においても、自分じゃなくてもできるお仕事はスタッフや業務委託の方に依頼しています。たくさんの役割を抱えているため、本当にやりたいことに時間を使うためにアウトソースすることを意識しています。
――3 「自分の軸」はどうやって育ててきた?
吉岡さん:
経験がすべてを作ってきたと感じています。思い立ったらすぐに行動するタイプなので、失敗もたくさんあり、周りにも迷惑をかけてきましたが、経験しないと学べないことばかりだったと思います。そのため、とにかく動いてきたことで自分の軸ができたと感じています。
また、経験を通して、「自分が取った行動で起きたことは自分の責任である」という考えが養われたので、人や環境のせいにするような他責思考はなくなったと思います。周りで自分の人生を楽しんでいる人は、自責思考を持っている人が多いように感じます。
――4 人生で最も勇気を出した選択は?
吉岡さん:
32歳の時から不妊治療を始めました。すぐに妊娠できると思っていたのですが、何をしても妊娠できず、深い闇に入った気持ちになりました。女性として自分が否定されたように感じましたが、勇気を出して体外受精に進み、妊娠し、無事に出産することができました。体外受精も1度ではうまくいかず、何度も流産を経験しました。本当に生まれてくるまで生きた心地がしませんでしたが、最愛の娘と出会えたので、諦めずに体外受精に臨んで良かったと思っています。