――10 10年後の自分は何をしていると思いますか?
吉岡さん:
10年後には40代後半となり、子育ても少しずつ落ち着いていると思います。私の理想は、娘と一緒に海外で勉強して成長したいというものです。Summer schoolから始めて、どの国でどのような勉強をしていくかを娘と一緒に決められたらと思っています。仕事に関しては、どこにいても働き続けたいので、この10年間でしっかりとした基盤を作りたいと考えています。和文化を感じられる上質な宿泊施設を海外にオープンし、オリジナルブランドを構築していきたいと思っていますので、10年かけて海外展開を進めていきたいです。
――最後に、“自分らしく生きる”ことに悩んでいる読者へメッセージ
吉岡さん:
女性のライフスタイルの変化は本当に激しいと感じます。私は出産後、住む世界が変わったように思ったほど、見える景色が一変したことに衝撃を受けたのを今でも覚えています。世の中はジェンダーレスを意識する動きも広がっていますが、それでも女性の役割負担は依然として重いと感じています。そんな中でどう自分らしく生きるのか。それは、常に自分の声に素直に耳を傾け、小さな一歩でも良いから踏み出すことの積み重ねだと思っています。よく大人に「今まで一番後悔したことは?」と聞くと、「英語を勉強してこなかったこと。海外に留学すれば良かった」と言われることが多いです。行きたいなら今から行けば良いし、勉強すれば良い。遅いことは何もなく、今が一番若い時です。だからこそ、とにかく何でも良いので一歩踏み出してほしいと思います。積み重ねることで自信がつき、自分らしさが養われていくのではないかと思います。
ManyUp編集部より
社会やライフステージのなかで、私たちは幾度となく“選択”を迫られます。
その度に「これでいいのかな?」と漠然と不安にもなり、時に迷い、立ち止まることもあるでしょう。
そんな中、自らの選択に責任を持ち、迷いながらも突き進む吉岡さんの姿には、“わたしらしさ”を貫く凛とした強さを感じました。
母として、経営者として、そして一人の女性として、自分の信じた道をしなやかに歩んでいくその姿に、深く勇気をもらいました。
どんな選択も、自らの手で“正解”にしていく——
その力強いメッセージこそが、きっと読者のみなさんの背中をそっと押してくれるはずです。
吉岡さん、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!
吉岡愛美さんの活動について知りたい方は、ぜひ公式サイトやInstagramをチェックしてみてくださいね。
【“わたしらしさ”が感じられる1枚】
甘えん坊の娘ちゃんとのショットです!(吉岡さん)
【“わたしらしさ”が感じられる1枚】
大好きな葉山で自然を感じるとエネルギーチャージ出来てとても優しい気持ちになれます。(吉岡さん)
株式会社イトーハウジング 取締役
東京出身。青山学院大学経済学部卒業
卒業後、日本通運株式会社、ママ起業家の為のイベント会社の営業を経て起業。
訪日外国人観光客を対象としたインバウンド事業を展開。主に民泊や簡易宿泊所の運営・管理を行い、企業の顧問やコンサルティング、セミナー講師やイベントも手掛けている。
プライベートでは1児の母。カンボジアへのスタディツアー参加やカナダ留学を通じて人生の価値観が変わり、娘には早い段階で国際的な価値観を身につけてもらいたく、1歳からバイリンガルスクールに通わせている。