悩み・気づき
2026.10.22
しゅふJOB総研が女性373人に「妊娠中の仕事」について聞いた調査で、仕事をするうえでの悩みの1位は「仕事中の体調不良への対応」65.7%、利用したい制度の1位は「短時間勤務」71.3%でした。
男性の育休取得が半数を超えた今、産休、育休に入る前の「妊娠中」に働く女性が何に困っているのかを、調査結果から見ていきます。
また、ご自身の体調の状況を職場に伝えるときに使える公的な仕組みもあわせて紹介します。
※本記事は2026年10月6日に株式会社ビースタイル ホールディングスが発表したプレスリリースをもとに、ManyUp編集部が構成しています。

しゅふJOB総研(しゅふJOB総研)は、株式会社ビースタイル ホールディングスが運営する研究機関です。働きたい主婦層を中心に、女性の仕事と暮らしについて定期的に調査を行っています。
今回の調査には、同社の人材サービスや求人サイト『しゅふJOB』に登録している女性373人が回答しました。
妊娠中に仕事をしていた経験が「ある」と答えた人は58.4%。回答者の半数を超える人が、体の変化と付き合いながら働いた経験を持っていることになります。
調査の概要は次のとおりです。
| 調査主体 | しゅふJOB総研(株式会社ビースタイル ホールディングス) |
|---|---|
| 調査方法 | インターネットリサーチ(無記名式) |
| 調査対象 | ビースタイル スマートキャリア、求人サイト『しゅふJOB』の登録者 |
| 有効回答数 | 373名(女性のみ) |
| 調査期間 | 2026年5月18日〜5月31日 |
| 結果の発表 | 2026年10月6日 |
調査は2026年5月18日から31日にかけて、インターネットで行われました。

妊娠中に仕事をするときの悩み(複数回答)で最も多かったのは、「仕事中に発生する体調不良への対応」で65.7%でした。2位は「通勤時の負担」57.4%、3位は「定期検診や体調不良などによる休みとの両立」48.0%です。
回答者のコメントからも、その大変さが伝わってきます。30代の方は、日によって体調が違うのに、職場で助けを求めにくかったと振り返っています。
40代の方からは、臨月近くに満員電車で約1時間半立ったまま通勤したという声も寄せられました。通勤の時間をずらせれば、もっと楽だったと感じたそうです。
別の調査でも、妊娠中の不調は珍しくないことが分かっています。全労連が2020年以降に妊娠した働く女性1,660人に行った調査では、妊娠中の経過が「順調」だったと答えた人は30.8%にとどまりました。

悩みの上位3つの順位は、妊娠中に働いた経験がある人とない人で変わりませんでした。ただし多くの項目で、経験がない人のほうが悩みとして挙げる割合が高くなっています。
特に差が大きかったのは、「同僚へのしわ寄せ」「産休・育休の取得」「マタニティーハラスメント」「保育園に預けられるか」の4つです。
しゅふJOB総研の研究顧問・川上敬太郎氏は、職場や生活の環境が整っているほど、妊娠中も仕事を続けやすいのではないかと分析しています。
これから妊娠を考える人にとっては、自分の体調より先に「職場に迷惑をかけないか」が気になっているのかもしれません。